「大人の思いやり」と「子どもの思いやり」の超簡単な違いについて。

言葉

思いやりには、「大人の思いやり」と「子どもの思いやり」がある。

 

あなたも、子どもの頃、「自分がされて嫌なことは人にしない」と教えられたでしょう。

子どもの思いやり、とはそのことである。

 

一方で、大人の思いやりとは、

相手がされて嫌「だろう」ことはしない、相手がされて嬉しい「だろう」ことはする。

というものだと私は考える。

 

子どもの思いやりとの違いは、想像力と行動力だ。

 

人間は、他者との関係の中で生きている。

自分がされて嬉しいことは相手も嬉しい、という単純な世界ではない。

そんな世界で心地よく生きていくには、想像力が要る。

 

相手のことを想像するのだ。

 

きっと嫌だろうなと思ったことはしない。しかし、想像するだけでは何も生まれない。

きっと嬉しいだろうなと思うことをやってこそ、思いやりの体現である。

その想像力と行動力が円滑な人間関係を作り、時に信頼や感謝を生む。

 

ちなみに、以前紹介した本「憂鬱でなければ、仕事じゃない」には、想像力を鍛えるには恋愛をしろ、と書かれている。この考えには強く共感。

 

恋愛ほど、相手のことで頭がいっぱいになり、四六時中、想像が想像を生む営みはなかなかないだろう。

 

大人の思いやりをもった大人に、私はなりたい。

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