堀江貴文さんが書かれた「ゼロ」という本を読んだ。
2000年に出版された本であるため、だいぶ昔に感じるが、間違いなく今年出会って幸運だったと思える本である。
この本の魅力を端的に表現すると、「共感と勇気」である。
堀江さんと言えば、スーパーな人、自分とは違う世界の人、いわゆる著名人、という認識しかもっていなかったが、この「ゼロ」を読んで、決してそうではなかったと感じた。
堀江さん自身が、この本の中で「自己開示」をされている。
それを読めば読むほど、自分と同じようにコンプレックスや苦手なことがあり、孤独や色々な感情を味わってこられた方であるのだ、と私は感じた。
また、本書の中の「やりたいことは全部やれ」というメッセージに、私はとても強い勇気をもらった。
私にはやりたいことがたくさんある。漠然と過ごしていたら消化しきれないくらいに、たくさんのやりたいことがある。
しかし、振り返ると、私は「責任」という言葉の下に、そのやりたいことたちにフタをして生きてきた。
全て自分の言い訳である。
それに対して、ストレートに、「全部やれ」と書かれたメッセージは、心に響いた。
そう、全部やるのだ。
人生は一度きり。よく聞く言葉だし、分かっているつもりだが、行動に移せない日々を送ってきた。
全部やる。
とにかくやってみる。
「責任を果たすこと」それもやりたいことの一つである。だから、それもやる。
しかし、責任を果たすことを美談にして、他のやりたいことたちにフタをする生き方は、もうやめよう。
やりたいこと、全部やる。
全部できる。
どこかで自分の心の声にフタをしてしまっているあなたにも、届いて欲しい。
堀江さん、ありがとうございます。
また、自分にも可能性があると信じて行動すれば、何事かを成せると思わせてくれた内容であった。
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