仕事の憂鬱を受け容れる。

言葉

先日、「憂鬱でなければ、仕事じゃない」という本を読んだ。

この本が目に留まったのは、他でもない。最近仕事で憂鬱なことが重なっていたからだ。

 

私は会社員で、営業部隊の係長をしている。

長いこと振るわないチームの業績、優しさや受容力が自分の取柄だと思っていたのに、あなたにはそれがない・不足だという部下の声……。伝えてもらえたことは有難かったが、長文のメールや他の同僚を通じてその不満を知らされたときは、猛烈に凹んだ。

 

他人の言うことなんて気にするな、嫌われたくないから凹むんだろう、そんな声ももらった。その通り、理屈では分かるんだ。でも、感情がスッキリしない。

 

そんな時に出会ったのが、この本。

書店でふと、目に留まった。人というのは、その時求めている情報が目に飛び込んでくるようにできているのだろうか、スーッと目に飛び込んできたのである。

 

まず、本のタイトルに励まされた。

そうか、仕事っていうのはそもそも憂鬱なものなんだ。

そう思うと、仕事に憂鬱になっている自分が、異常じゃないんだと思えた。

 

読み進めていくと、こんなことも書いてある。

小さなことに、くよくよしろよ。

憂鬱でなければ、仕事じゃない (講談社+α文庫)

そうか、小さなことにくよくよしていいんだ。くよくよすること自体にもちゃんと意味がある。

そう思うと、くよくよしている今の自分を肯定できた。

 

しかし、さらに読み進めていくと、そんな慰めの本でないことが分かる。

本気で仕事に、人生に、人に、向き合ってきた人たちの生々しい体験からくるメッセージが綴られている。

 

読み終えたとき、私は、慰めではなく勇気をもらった。

 

自分にもまだやれることがある、と思えた。

やれることがあると思えると、私は頑張れる。

 

あなたはどうだろうか?

 

仕事は憂鬱かもしれないが、それは、仕事や自分と向き合えている証拠だ。

そんな自分を誇りに思って、自分を認めてあげて欲しい。

 

そして、次の行動を自分で決めてみよう。

大丈夫、あなたは、あなたの未来を、自分で決められる。

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